生命保険会社の資金運用について

現在保有している貸付金や債券に関しては、金利が下がるほうが儲かるわけですし、今後の貸し付けや債券購入という点では金利が高水準である方が高い運用利回りが確保できるわけです。

もちろん、貸付金が貸し倒れとなっては損失となってしまうわけですから、経済が健全に成長していくということも大事な要素です。また、高い予定利率を支払わなければならない契約残高が多い場合と、低い予定利率のものが多い場合とでは異なります。

このように様々なポイントから保険会社の健全性を計らなければ成らないのですし、各生命保険会社が、どこにどの様に運用したのかによっても異なります。株式に多く投資している会社は、株式価格が下がれば下がるほど利益は減ります。ただし、高い株価の時に株式に投資したのか、安いときに投資したのか。また、損をしているとしても、投資金額が少なければ全体への損失は少ないですし、得してもたいしたことはありません。

こうした生命保険会社の運用実績は右の表に示しています。総資産利回りは、生命保険文化センターが発表したものでも、平成4 年度が4 ・35% 、平成5 年度は3 ・88% 、平成6 年度2 ・91% 、平成7 年度3 ・36% 、平成8 年度2 ・93% 、平成9 年度は2 ・48% となっているのです。しかし、一部ではこの数字でさえあやしいと言う人もいます。なぜなら97年春に破綻したあの日産生命でさえ、決算上では問題は何にもないことになっていたのです。

ですから、今後も急に破綻する生命保険会社が出てくる可能性は否定できません。つまり、決算上の数字は生命保険各社が、少しでも利益が出ているようにと、株式で利益が上がっているものを売却したり、会計上の工夫をするなりしてひねり出した結果なのです。また、生命保険会社間によっても収益に大きな差が開く傾向にあり、財務状況が不健全といわざるをえない会社もあることを言明しておきたいと思います。

とくに2つの生命保険会社が破綻したおかげで、経営状況が良くないと噂される生命保険会社での保険契約者の解約が目立っています。亜こい会社はますます悪くなる傾向があります

。ただし、いい会社悪い会社というのは会社の規模だけでは決まらないのです。大手でもいい会社悪い会社があることは申し上げておきたいことです。それに現在は健全な会社だって、私たちが保険金をもらう今から数十年後でも健全経営であると言明できる会社が、いったいいくつあるのでしょうか。

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